カメラ設置の概要
この度、皆様により安心してお過ごしいただけるよう、施設内に見守りカメラを増設いたしましたので、お知らせいたします。以前より、ほほえみセンターひよりでは屋内・屋外、グループホームでは屋外のカメラを運用しておりましたが、この度、残っていたグループホームひよりの屋内のカメラについても設置を完了し、無事に運用を開始いたしました。
この度、皆様により安心してお過ごしいただけるよう、2施設内の見守りカメラを完備いたしましたので、お知らせいたします。

- 屋外カメラ:防犯目的で24時間録画監視を行い、遠隔確認も可能です。
- 屋内カメラ:防犯目的に加え、主に利用者様の見守りを目的としています。
※セキュリティの観点から、カメラの設置個所や台数は公開しませんのでご了承ください。
見守りカメラ導入の主な目的とメリット
以下に主な導入目的(メリット)をご紹介します。
- 1.転倒事故や容態急変時における経緯の確認・検証
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職員は常に利用者様の様子に気を配っておりますが、目を離している間に起こることを完全に防ぐことは困難です。突然怪我が見つかったり、容体の急変があったりした際など…、どうしてこんな状況になったのだろう?と思うケースもしばしば起こります。介護現場では色々なことが起こりますが、具体例を挙げれば、
- 転倒事故
- 体調不良や症状悪化による異常行動
- 徘徊行動
- 誤飲誤嚥の行動
といったことに気付いた場合です。カメラ映像を遡って確認することで、これらの経緯を把握し、より適切な対処と効果的な対策ができるようになります。
- 2.利用者様間のトラブルの際の経緯の確認・検証
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利用者様の気性、状態、相性などによっては、利用者様同士のトラブルが発生することがあります。職員が間に入り、当人同士が納得のいくようサポートするのですが、ご本人様からの説明では事実関係が把握できないことが多々あり、稀にご家族様まで巻き込む事態となるケースもあります。そんなケースにもカメラによる録画データの存在は非常に役に立ちます。
- 3.介護の質の維持・向上、虐待やハラスメントの抑止
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職員の介護の様子を確認することで、サービスの質の向上につながります。万が一、職員の対応に疑念が生じた場合でも、録画データを確認することで、適切な介護が行われていることを証明できます。近年ではしばしば虐待やハラスメントが時折ニュースとなることがあり、少なからず心配される利用者様・ご家族様もいらっしゃると思います。介護現場の「見える化」によって、利用者様とご家族様に大きな安心を提供できます。
- 4.防犯対策の強化
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不審者の侵入があった場合の検証ができるだけでなく、カメラの存在自体が犯罪の抑止効果をもたらします。利用者様や施設を守るための重要な手段となります。
プライバシーへの配慮
カメラによる見守りには多くのメリットがある一方で、利用者様や職員に対して心理的な負担を生じる場合があるため、プライバシーへの配慮は重要です。当施設では以下の運用ルールを設けています:
- 職員以外の閲覧・データ持ち出しは原則禁止
- 職員間でも目的外の閲覧は控える 特に「常時」業務監視は行わない
- 法令に基づく適切な取り扱いと目的外使用の禁止
職員に対しては、説明会などを通じてカメラおよび録画データの適切な運用について十分な説明を行い、細心の注意を払って運用いたします。
おわりに

※イメージ画像です。
見守りカメラの導入により、施設の安全性向上と利用者様の生活の質の向上を目指してまいります。同時に、プライバシーへの配慮を徹底し、皆様に安心してご利用いただける環境づくりに努めてまいります。
ご不明な点やご質問がございましたら、お気軽に職員までお問い合わせくださいませ。
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